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2010年12月30日 (木)

纏足(てんそく)の女性を見かけた時のこと。

24年前、昭和61年(1986年)に中華人民共和国の雲南省を旅行した時のことです。

雲南省の省都である昆明市の市街をバスに乗って移動していた時に、とある停留所でバスを待っている小柄な老齢の女性を見かけました。

彼女の周りに人は大勢居たのに、彼女の姿だけが目に飛び込んできたのは、そのスーッと端麗な立ち姿のせいだったのでしょうか。

ふっと彼女の足元に目をやると・・・異様に小さい、幼児のような足!!

纏足(てんそく)だ・・・!と心の中で叫んで、バスの窓から彼女の姿を追ったのですが、・・・ほんの数秒後には見えなくなってしまいました。

その美しい立ち姿と、端正で知的な顔立ちが強く印象に残りました。

ごく普通の黒く質素な人民服を着て、白髪を短く刈上げ化粧気もなく、ただ立っていただけなのに、ガヤガヤと賑やかな人通りの中で、彼女は「掃き溜めのツル」のように抜きん出て綺麗でした。

その旅行中、彼女以外に纏足の女性を全く見ませんでしたから、彼女は、世が世ならやんどころない生まれの姫君か、宮廷の侍女のような立場の女性だったのかも知れません。

纏足について詳しい事は知りませんし、その是非についてここで論じるつもりは無いのですが、足が極端に小さいために、足底を使ったベタッとした立ち方はできなかったと考えられます。現代の私たちの多くがやっているような、足で踏ん張って、身体の外側の筋肉群に力を入れるガッシリとした立ち方はできないはずです。

だから、センター(身体を天地方向に貫く身体意識)に頼って、天から吊られるように立つしかなかったのではと考えます。

もう今はこの世に居ないはずの彼女のスーッとした立ち姿や、抜け切ったような美貌を思い出すと、センターの効果だったのに違いないと思えてきます。

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