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2010年8月 6日 (金)

何のために。

毎年、この季節になるとNHKで第二次世界大戦の記録番組が放映される。

20年近く前に亡くなった伯父のことを思い出す。

私の伯父(母の兄)は、陸軍兵士として中国へ行った。そして所属部隊が全滅した中、只一人生き残った。
生死を分かったのは、隊の中で伯父だけが携行を許されていた機関銃だった。

中国では、上官の命令とは言え、そうとうに非道なことも行なったらしい。

復員して結婚し、妻が最初の子供をみごもった時は、戦地で行なったことの罰が当たって、不具の子ができるに違いないと、恐怖で眠れぬ日々を送ったそうだ。

こういう話は、伯父その人から聞いたのではなく、母が話してくれたのである。
伯父は、戦後しばらくしてからは、戦争の話を身内の者にもいっさい語らなくなったのだ。
私の知っている伯父は、いつもニコニコしていて、愚痴や人の悪口などひとつも言わない、やさしく温厚な人だった。

私は小学生の時、伯父が出征したころの古い写真集を、母の実家で見たことがある。
若々しい伯父と、戦友たちの写真が20枚くらいもあった。

その中に胸元にペンで「×」とかき込まれている人物があった。
何人も何人もあった。
尋ねなくとも、×の意味はわかった。


ゆる体操を教える仕事をなんのためにやっているのかと、思うことがある。

いろいろあると言えばあるが、

あのいつもニコニコしてるだけだった伯父と、写真で見た人達のことも、少しはあるかなあと思う。

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